大エルミタージュ美術館展
2006.12.05 Tuesday
venom君に誘われて、大エルミタージュ美術館展に行ってきました。
先日行ったダリ展がダリ一色の濃厚な世界の展示だったのに対し、ベルギー王立美術館展が「ベルギーの歴史詰め合わせ」セット的だったのとも、ちょっと違って、テーマとか抜きにしたキレイなモノコレクション!という感じでした。
こういう展示の場合は、優雅な気分で部屋中央の椅子になんかに腰掛けながら、作品を見回す…という見方をしたいのですが、悲しいことに、混んでいる上に椅子はなかったので不可能でしたさ。
今回は、ギョーム・ヴァン・デル・ヘキト画の『ケニルワース城の廃墟』という作品がツボでした。
遠くに霞む廃墟に、目の前を流れる川を描いたもので、哀愁という単語がぴったり。 まあ、本当のところ、私の好みが『やさしい色の光』&『止まる(あるいは緩やかな流れの)水』を綺麗に書いてある絵が好き!というだけなんですが。
ああいう、透明感があって、夕日が沈んでいく様子が見えるような絵がすきだなぁ…
あと、ラトゥールの静物画も一点きていましたが、彼の作品の特徴である騙し絵のような立体感は、ホンモノでないと体感できないです。
このまえのラトゥール展を見逃していたので、見ることが出来てよかった。
最後に。贅沢な話ですが、東京都美術館は建物自体に気を使った方がいいような気がします。
天井が高い部分が一箇所しかないのは致命的…(しかも、今回そのスポットの使い方がことさら微妙でした)
また、途中に階段を上り下りすると、そこらへんのビルの階段を使っているような気分になってしまって、正直興ざめ… 名画がある場所から去るときは、趣のある階段を使いたいですよ。
建物までも美術品!という場所の宝を持ち込むには、少々寂しいものがありました。(エルミタージュ美術館までとはいいませんが、せめて、旧遺愛女学校本館くらいの美しさが欲しいです)
次の企画はオルセー美術館らしいし、豪華な展示が多いのだから、夢を見せて!と思うのは…だめでしょうか…。
というわけで、多少、微妙に、地味に、六本木に新しく建てられた『国立新美術館』に期待していたりします。
先日行ったダリ展がダリ一色の濃厚な世界の展示だったのに対し、ベルギー王立美術館展が「ベルギーの歴史詰め合わせ」セット的だったのとも、ちょっと違って、テーマとか抜きにしたキレイなモノコレクション!という感じでした。
こういう展示の場合は、優雅な気分で部屋中央の椅子になんかに腰掛けながら、作品を見回す…という見方をしたいのですが、悲しいことに、混んでいる上に椅子はなかったので不可能でしたさ。
今回は、ギョーム・ヴァン・デル・ヘキト画の『ケニルワース城の廃墟』という作品がツボでした。
遠くに霞む廃墟に、目の前を流れる川を描いたもので、哀愁という単語がぴったり。 まあ、本当のところ、私の好みが『やさしい色の光』&『止まる(あるいは緩やかな流れの)水』を綺麗に書いてある絵が好き!というだけなんですが。
ああいう、透明感があって、夕日が沈んでいく様子が見えるような絵がすきだなぁ…
あと、ラトゥールの静物画も一点きていましたが、彼の作品の特徴である騙し絵のような立体感は、ホンモノでないと体感できないです。
このまえのラトゥール展を見逃していたので、見ることが出来てよかった。
最後に。贅沢な話ですが、東京都美術館は建物自体に気を使った方がいいような気がします。
天井が高い部分が一箇所しかないのは致命的…(しかも、今回そのスポットの使い方がことさら微妙でした)
また、途中に階段を上り下りすると、そこらへんのビルの階段を使っているような気分になってしまって、正直興ざめ… 名画がある場所から去るときは、趣のある階段を使いたいですよ。
建物までも美術品!という場所の宝を持ち込むには、少々寂しいものがありました。(エルミタージュ美術館までとはいいませんが、せめて、旧遺愛女学校本館くらいの美しさが欲しいです)
次の企画はオルセー美術館らしいし、豪華な展示が多いのだから、夢を見せて!と思うのは…だめでしょうか…。
というわけで、多少、微妙に、地味に、六本木に新しく建てられた『国立新美術館』に期待していたりします。