昨日から、NHKBS2にて、イングマール・ベルイマン特集をやっています!
彼は2007年7月に亡くなったので、追悼特集だと思います…
12月4日(火) 午前0:50〜2:36(3日深夜) 夏の夜は三たび微笑む
12月5日(水) 午前0:45〜2:13(4日深夜) 野いちご
12月6日(木) 午前0:40〜2:07(5日深夜) 処女の泉
12月7日(金) 午前0:40〜2:09(6日深夜) 叫びとささやき
12月11日(火) 午前0:50〜3:34(10日深夜) ある結婚の風景
12月12日(水) 午前0:40〜2:10(11日深夜) 秋のソナタ
私はまだ4本しか彼の映画を観ていない身。それでこんなことを言うのはおこがましいとわかっていますが、…彼ほど『人生』を活写した映画監督はいないと思っています。
人生の苦悩や喜びを、美しく、大げさに描く監督はいくらでもいるでしょう。
でも、汚さをあるがままに、しかし美しく撮るのがベルイマンなんです。
神を信じられなくなった牧師。
わが子を愛せない母親。
死に別れるその時までわかりあえない親子。
そういった存在を、ただそのままに映画に登場させる。
暖かく包み込んで彼らを弁護するわけでもなく、その存在を責めたてるわけでもなく。
まるで「うん、しょうがないよね。こういうことってありえるもんね」といわんばかりに、映画に登場させるんです。
私にとって『日曜日のピュ』は「隣に佇むあの人」「僕と一緒に泣いてくれるあの子」みたいなものかな。
『夏の夜は三たび微笑む』はおわっちゃったけど… 『野いちご』は今宵!!!
BS付けてる人は是非是非!