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全ては神の御心のままに fiat voluntas tua, sicut in caelo, et in terra.
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Father And Daugther
2008.07.17 Thursday
「忙しい日々だけど、たまには真にすばらしい作品でも見て、心を癒そう」と思ったときにお勧めなアニメーションを紹介。
たった8分に、なんかいろいろ詰め込めるだけ詰め込んでる作品です。(難しいことを考えず、ぼおっと見る見方が好きだけどね) Father And Daugther JUGEMテーマ:映画
ベルイマン特集@BS2にて
2007.12.03 Monday
昨日から、NHKBS2にて、イングマール・ベルイマン特集をやっています!
彼は2007年7月に亡くなったので、追悼特集だと思います… 12月4日(火) 午前0:50〜2:36(3日深夜) 夏の夜は三たび微笑む 12月5日(水) 午前0:45〜2:13(4日深夜) 野いちご 12月6日(木) 午前0:40〜2:07(5日深夜) 処女の泉 12月7日(金) 午前0:40〜2:09(6日深夜) 叫びとささやき 12月11日(火) 午前0:50〜3:34(10日深夜) ある結婚の風景 12月12日(水) 午前0:40〜2:10(11日深夜) 秋のソナタ 私はまだ4本しか彼の映画を観ていない身。それでこんなことを言うのはおこがましいとわかっていますが、…彼ほど『人生』を活写した映画監督はいないと思っています。 人生の苦悩や喜びを、美しく、大げさに描く監督はいくらでもいるでしょう。 でも、汚さをあるがままに、しかし美しく撮るのがベルイマンなんです。 神を信じられなくなった牧師。 わが子を愛せない母親。 死に別れるその時までわかりあえない親子。 そういった存在を、ただそのままに映画に登場させる。 暖かく包み込んで彼らを弁護するわけでもなく、その存在を責めたてるわけでもなく。 まるで「うん、しょうがないよね。こういうことってありえるもんね」といわんばかりに、映画に登場させるんです。 私にとって『日曜日のピュ』は「隣に佇むあの人」「僕と一緒に泣いてくれるあの子」みたいなものかな。 『夏の夜は三たび微笑む』はおわっちゃったけど… 『野いちご』は今宵!!! BS付けてる人は是非是非! 「カウリスマキのあかり」がはじまるよ
2007.06.21 Thursday
明日から渋谷ユーロスペースにて、特集上映「カウリスマキのあかり」が始まります。
新作『街のあかり』を記念して、アキ・カウリスマキの全作品を上映する企画です。 大きなスクリーンで彼の作品を楽しめるチャンス。 もともとカウリスマキがスキだという人間にはたまらない機会です。 まだ彼の作品を知らない方は、失業三部作、労働者3部作から手をつけるのがオススメ。是非体験してみてください。 (渋谷が遠くて無理…というのなら、レンタルビデオでOK!) 『浮き雲』は特に推薦します。 ただし、あくまでヨーロッパの、しかもフィンランドという辺境の監督が作った作品なので、CGはいっさいなし。「現代ハリウッド映画万歳!」という方にはものたりないかもしれません。むしろ、ハリウッド映画嫌いの方が「映画って、こんな素晴らしいものだったのか!!」と感激する確率が高い映画です。 こういう私も、アキの映画に出会うまで、映画がこんなに面白いものだと知らなかった一人でした。 私も早速、明日の5時開始の『真夜中の虹』を観る予定。 ファンを気取っている身で恥ずかしながら、まだ未見なんです。 今から亡きマッティ・ペロンパーの男前?な姿に、そしてそんなマッティを観てめろめろしてるアキの視線に、ハァハァ言うつもり。(って、彼は主役ではないのですけどね もちろん主役の方もいい演技をするんだろうなぁと予想できる分、幸せなんだろうなぁ) 「よーし、パパ、はりきっちゃうぞ☆」という方は、1時から9時まで、カウリスマキに漬けられることもできますよ。が、正直それはあまりオススメしません。 もともと彼の映画は、1時間が2時間に感じられる作風ですし、9時開始の作品『マッチ工場の少女』のオープニングから15分の退屈さといったら!!映画界でも屈指だとおもいますw確実に眠りに落ちると思います。 というわけで、「私もいくー」と思った人は、映画館にてフィンランドの男のように、無言で握手を交わしませう^^ ■上映スケジュール(各日 1:00/3:00/5:00/7:00) 微笑を誘う、不幸な愛の物語
2007.01.09 Tuesday
ちょっと用があってPCを整理していたら、昔のレポートが出てきました。
大学4年のとき受けた、『欧州文化論』という名前を借りたヨーロッパ映画講習のレポートです。 お題は『映画のプロモーションを任されたと思って書け』てな感じだったので、その通り大好きな映画、『浮き雲』をプロモートしましたさ。 そうだなぁ、当時はちょっぴり格好つけた文章に吐き気を催しながらも楽しんで書いた記憶があります。(自分が書く、調子に乗った文章が何よりキライなものですから) なかなかおもしろかったので、訂正無しで掲載しちゃいます。 実は私、この授業の評価を知らないままに卒業してしまったので、このレポートがどう評価されたのか知らないままで終わっています。 だから正直、他人に読ませるに耐える文章かは知りませんが、少なくとも気合だけは入っているので、普段の日記のクオリティよりは上だと信じようかと。 以下、そのレポート。 微笑を誘う、不幸な愛の物語 『浮き雲』(1996年、フィンランド映画)この文章を読んで、『浮き雲』を見たい!と思ってくれたら、これ幸い。 トータル・カウリスマキ Vol.1 真夜中の虹/浮き雲 映画についてあれこれ
2007.01.08 Monday
シネマレビューサイトをプラプラめぐっていると、「理解できなかったから」という点で評価を下げる人間がちらほらいるのですが、そういう人たちは一体どんな感性&理性なんだろうと毎度思います。
話は飛びますが、昔スターリンは、ショスタコーヴィチの音楽を元農奴に聞かせて、 「理解できるか?」 と尋ねたそうな。 勿論、研ぎ澄まされた感性の権化である作品を、そっちの方に鈍感な農民がわかるわけもありません。まさに、豚に真珠を見せているようなもので、当然首を振ります。 そうすると、スターリンはその楽譜を破くわけですよ。 芸術は万人のもの、万人に理解されるべきだという理由で。 (そんなあほらしいことを平気で実行しちゃうところが、共産主義の最も恐ろしい部分なのでございますよえぇ。私はそういう理解をしています、って、今回言いたいのはそのことではなくて) つまり、「理解できない」ということで、その作品を駄作だとみなす人間を、私は堂々と差別します。と言いたかった。 万人に受け入れられるような中途半端な味付けのものなんて、少なくとも映画の場合、私は好みません。ただそれだけです。 や、娯楽映画を馬鹿にするつもりはありませんけど。(ぼーっとああいうものをみるのもいい暇の潰し方だとは思うし) 小難しいものを小難しいだけで『格が違う!』とありがたがるわけではありませんけど。(むしろそういう気取ってる重い映画は嫌いな方だし) 結局、なんだって各自の感性に因るとは判っているのですが。判っているのですけれど。 くどくてしつこくて理解されがたいオタク気質の映画のほうが、心底楽しめる神経をしているんで。 私もまだ青いんですみません。 CARS
2006.11.09 Thursday
横浜のポルタで『カーズ』のDVDを販売していました。
軽自動車より一回り小さいサイズの置物があったので携帯で激写。 その隣では幼い息子を肩車した白人男性が、エンジン音を口真似していて、ほほえましかったです。 まあ向こうとしては、子連れでも女子中高生でもない人間が、熱心に写真を取っている様子を不気味に思っていたかもしれませんが。(少なくとも販売員はDVDを買いもしないで写真を撮る私を冷ややかに見ていました) この映画は劇場で上映された頃、フェラーリのシューマッハがフェラーリのシューマッハとして声優をやっているという話を聞いたので注目していたのですが、当時は映画館に行く気力がなく放置していました。 you tubeで問題のシーンを聞いてみたところ、シューミの声はいつもよりちょっとエラそうな声に聞こえるように思いましましたよ。ホンモノ…だと思うのですが…自信が無いわ。 Schumacher? あとは贅沢な話ですが、各言語のヴァージョンも見られないかなぁ…と思っています。 イタリア語?だとフィジケラとかアロンソとか、ドイツ語だとニキ・ラウダとかハッキネンとか、かなりすごいキャストだときいているので。 地上波放映を待つにしても吹き替えだと思うので、大人しくDVD借りてこようかとおもいます。 純粋に映画としての評判も高いので、期待しています。 サラバンド
2006.10.22 Sunday
久しぶりに映画の広告でも。
敬愛するイングマール・ベルイマン監督の最後の作品、『サラバンド』が、渋谷ユーロスペースと大阪シネヌーヴォで上演されています。 ベルイマン監督は、冷徹な観察眼を通して覗いた世界を、クールに、そして美しく悲しく表現する方で、私は彼の作品のうち3作ほどしか見ていないけど、どれもひれ伏したくなるほどのマスターピース。 そうですね。私が映画を撮るのなら、彼のように撮りたいと思った。 それくらい、衝撃を受けた撮り方でした。 神を信じられなくなった牧師が、生活のために牧師をやめることが出来ず、悩める信者に「神を信じなさい」といわなければならない苦しみ。 大人になってもお互い分かり合えないままに、一生を終える父子の姿。 人生の最後に、自分の人生の下らなさを悟る老人。 そういう、救いようがないけれど、この世にありふれているシチュエーションを切り抜いて見せる形にしあげることが本当に上手い監督なんです。 起承転結もなく、あるがままの人生を抜き出して、魅せる。 それはそれは見も蓋もない露骨な描き方で、見ているこっちが悲しくなる程なのだけど、映像には監督のソストラダーニエ(というのでしょうか、悲しみや苦しみ、悩みをともにする心)の精神があふれているので、わけもなく癒されるんです… 近頃ブームの、甘っちょろい戯言の純愛に嫌気がさしてる日本人には、是非紹介したかったり 笑 ということで、とてつもなくオススメなんですが、まあ、エンターテイメントとして観にいくものではないので、そこのところはよろしく、です。 また、『サラバンド』は『ある結婚の風景』という話の続きらしいので、是非その映画をみてから観に行きたいのですけど、近くのレンタルビデオショップでは置いて無さそうだわ… ある結婚の風景 弁護士である夫ヨハンと、大学教授の妻マリアンヌ。結婚10年目の満ち足りた生活を送っていた彼らに、あるとき模範的な結婚生活についての取材が行われる。数日後、活字になった記事を読んだ2人は、そのあまりのつまらなさにがく然となる。やがて夫婦の間に、次第に亀裂が生じていく。 |